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スタッフブログ

2021.04.23

耐震性を高めよう!耐震補強リフォーム工事の流れをご紹介!

「耐震についての知識がなくて困っている」
「耐震補強のリフォーム工事はどのような流れで行うのかな」
住宅のリフォームをお考えの方で、このようにお悩みの方もいらっしゃるでしょう。

以前にも耐震基準や耐震診断についてコラムで書きましたが、、、
最近リノベーション工事のご依頼をたくさんいただく中でよくある質問なので、
改めて、住宅の耐震性を高めるための耐震補強リフォームについてご説明しようと思います。

ぜひ、リフォームやリノベーション、また中古物件を購入する際の参考にしていただけたら嬉しいです。

□耐震性とは?「耐震基準」と「耐震等級」を用いてご紹介!

そもそも、耐震性とはどのようにして表されるのでしょうか。
耐震性は、「耐震基準」と「耐震等級」の2つの指標から示すことができます。

 

*耐震基準における耐震性

「耐震基準」とは、建築基準法に定められている耐震性の必要最低限の基準となります。
新築住宅の場合は、当然この基準を満たしていない建物は、現在施工できない決まりになっています。

また、この耐震基準は1950年に初めて制定されて以降、3回見直されてきました。
1回目は1971年のRC造の構造基準強化のため、2回目は1981年の新耐震基準の制定のため、
そして、3回目が2000年の木造建築の耐震基準強化のために改正されています。

現在の木造住宅に適用されている耐震基準は2000年の改正に基づいたもののため、1999年以前に建てられた木造住宅は、耐震補強工事が施されていない限りは現在の耐震基準を満たしておらず、耐震性が不足している可能性があります。
(不足しているから住めない、ダメだというわけではないのですが、あくまで現行基準においてはということです)


図にしますと、こんな感じです。
↓ ↓

 

*耐震等級における耐震性

耐震等級とは、2001年施行の「品確法」で定められている耐震性の指標です。
耐震基準とは定められる法規が異なるため、連動性は全くありません。
そのため、耐震等級を満たしていなくても、先述した耐震基準さえ満たしていれば建築自体は可能となっています。


耐震基準の目的は人命を守ることなのに対し、耐震等級の目的は人命と住宅を守ることです。
そのため、大地震が発生した時に「どれだけ人命を確保できるか」と「どれだけ住宅の損壊を最小限に抑えられるか」が耐震等級の指標になってきます。


耐震等級は1~3の3段階に分かれています。

耐震等級1: 耐震基準と同じ基準内容を満たした住宅。耐震基準の強度の1倍の耐震性。
耐震等級2: 耐震基準を満たした上に、壁量計算や耐震計算を用いて設計されている住宅。耐震基準の強度の1.25倍の耐震性。
耐震等級3: 耐震基準を満たした上に、許容応力度計算を用いて設計された住宅。耐震基準の強度の1.5倍の耐震性。

 

新築時やしっかりとした耐震リフォームをお考えであれば、耐震基準ではなく耐震等級2以上を取得できるレベルの耐震性を求めると安心です。
指定機関などに耐震診断を依頼することで、4段階の評点でどれくらいの耐震性なのかを判断してもらうことができます。


もちろん、弊社にご依頼いただいても耐震診断可能です。

中古戸建 リノベーション 耐震診断 山形市

自社にて「耐震診断の様子」

 

□耐震補強リフォームの流れをご紹介!

では、実際に耐震補強のリフォーム工事を依頼すると、どのような流れで工事が進んでいくのでしょうか。

まず、基礎の補強を行います。

建物の基礎部分が健全な状態でないと、耐震診断に影響を及ぼします。例えば基礎コンクリートにひびが入っていると、耐震診断の計算に影響を及ぼしてしまうため、カーボンフィルムなどを使って健全な状態に補修を行います。

次に、壁の補強です。

木造住宅では、地面に垂直な柱や地面に平行な梁のほかに、「筋交い」という地面に斜めに設置されている部材があります。この筋交いを設置することで、建物が崩れにくく補強されます。

中古戸建 リノベーション 耐震

自社工事写真「筋交い」

中古戸建 リノベーション 耐震

自社施工写真「耐震金物」


また、筋交いのほかにも「構造用合板」を使用すると、「耐力壁」という耐震性に優れた強い壁になります。
住宅全体のバランスを考慮しながら、バランスが崩れないように配置するのが大切です。



最後に、土台の交換・修復です。


土台は、基礎の上に住宅を支えるために造られる部材です。住宅が古い場合、建物を支えるこの土台が劣化している可能性が高いです。劣化の原因としては、シロアリによる被害や浸水による木材の腐食などが考えられます。その場合、土台の修復やシロアリ駆除を行います。

次の画像は、現在自社でリノベーションを行っている物件の浴室の土台です。

湿気やシロアリ被害を受けて腐食していたため、お客様にもご説明のうえ土台交換を行い工事を進めております。

中古戸建 リノベーション シロアリ駆除

中古戸建 リノベーション シロアリ駆除

自社にて「シロアリ駆除の様子」

 

□まとめ

今回は、耐震性の指標として「耐震基準」と「耐震等級」をご紹介しました。
また、耐震性を高めるための耐震補強リフォームの流れをご説明しました。
ご自宅が2000年以前に建築されている場合や、中古住宅の購入をお考えの場合は、一度耐震診断を行い、耐震補強リフォームを検討してみてはいかがでしょうか。ずいぶん大掛かりな工事で費用も結構掛かりそうだな、、、と思われる方も多いのではないでしょうか。

大切なことは、まずは物件の状態をきちんと知ることだと思います。
そのうえで、必要な工事があるとするならば、実際にどこまで予算をかけられるか?
やるべきマストの工事とやりたい工事の優先順位を考えることが大切なんですよね。
こういったことを親身になって相談にのってくれる業者さんと知り合えるかどうか、、、とても大事だと思います。

リフォーム、リノベーション工事の成功や失敗は、業者選びが大きいのではないかと、私も業者のひとりとして考えます。
お客様に選ばれる会社を目指して今日もがんばります。

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