トップページ > スタッフブログ > その他 > 先進的窓リノベ事業について解説!来年度の注目ポイントをご紹介!

スタッフブログ

2024.02.16

先進的窓リノベ事業について解説!来年度の注目ポイントをご紹介!

2024年も引き続き、先進的窓リノベ事業が展開されることになりました。
ただし、2023年度から全てが引継ぎになったわけではなく、2024年度からの新たな取り組みも実施されます。
2023年度は弊社リノベースでも多くのお客様が昨年度窓リノベ補助金を活用されました。
そこでこの記事では、来年度からの先進的窓リノベ事業がどのようなものになるのか、その概容や変更点について詳しく解説します。

□来年度の先進的窓リノベ事業について

2024年も、引き続き先進的窓リノベ事業が展開され、窓の断熱性能向上を目指したリフォームに対し、補助金が提供されます。
この取り組みは、より快適でエネルギー効率の高い住環境を目指す方々に向けた重要な支援策です。
この事業の補助対象となるのは、U値1.9以下の高断熱窓・高断熱ドアの改修です。
この基準を満たすことで、補助の適用を受けることが可能となります。

*補助対象期間

先進的窓リノベ事業2024は、2023年11月2日から2024年12月31日までに完了する工事が対象です。
注目すべきは、交付申請期間が2024年3月下旬から開始し、予算の上限に達するか、遅くとも同年12月31日までとなっている点です。
この期間を逃すと補助金を受ける機会を失うため、計画は早めに立てておく必要があります。

*補助金の上限

補助金の額は、実施するリフォーム内容に応じて決定されます。
一戸当たりの補助金は最低5万円から最大200万円までとなっており、これは大規模なリフォームにも対応可能な幅広い支援を意味しています。
補助金の具体的な額については、事前にリノベ会社と相談することがおすすめです。

*補助対象者の条件

先進的窓リノベ事業については、全ての人が補助を受けられるわけではありません。
補助対象者となるためには、以下の2つの条件を満たす必要があります。

・窓リノベ会社との工事請負契約を締結し、リフォーム工事を行うこと
・リフォームを行う住宅の所有者、または賃借人、管理組合等であること

特に、工事請負契約がない場合は補助対象外となるため、リフォーム会社選びは慎重に行わなければなりません。
また、住宅を所有し賃貸に供する個人や法人、買取再販事業者も対象に含まれます。
ただし、買取再販事業者は、他の施工会社にリフォーム工事を委託する場合に限られます。

*対象となる住宅タイプ

補助対象となるのは、既存の住宅です。
これには、戸建て住宅や集合住宅などのタイプは問われません。
具体的には、リフォーム工事の工事請負契約日時点で建築から1年以上経過した住宅、または過去に人が居住した住宅(現在居住中の住宅も含む)が該当します。

□先進的窓リノベ事業のポイントと2023年度からの変更点について

2024年度の先進的窓リノベ事業においては、いくつかの新しいポイントが注目されています。
特に重要なのは、ドアの断熱改修が補助対象になったこと、工法別の補助額に関する変更です。

*2024年度の新ポイント

1:ドアの断熱改修が補助対象に

2023年度までの先進的窓リノベ事業では、主に窓の断熱改修のみが補助対象でした。
しかし、2024年度からはこの範囲が拡大し、ドアの断熱改修も補助の対象に含まれるようになっています。
この変更は、断熱性能を全体的に向上させる大きな一歩となり、これまで以上に効率的なエネルギー利用が期待できます。

ドアの断熱改修により、室内の暖かさを保持しやすくなり、冷暖房効率の向上が見込まれます。
これは、特に寒冷地域や断熱性能を高めたい住宅にとって、非常に有益な変更といえるでしょう。

2:工法別の補助額の変更

従来の制度では、一律の補助額が設定されていましたが、2024年度からは、「カバー工法」と「はつり工法」の補助額がそれぞれ異なる形で設定されることになりました。
この変更は、工事の方法に応じて適切な補助を行うことで、より効率的なリノベーションを支援する狙いがあります。

カバー工法とは、既存の枠を残して新たな窓やドアを取り付ける方法です。
この方法は、住宅の外観を大きく変えることなく、断熱性能を向上させることが可能です。
一方、はつり工法は、既存の枠を取り除いて新しい窓やドアに交換する方法で、より徹底的な断熱改修を実施できます。
この2つの工法によって、補助額が異なることを理解し、自身の住宅に最適な工法を選択することが重要です。

具体的には、カバー工法は補助額が増額され、はつり工法は補助額が減額される傾向にあります。
これにより、工法の選択によって補助金の受けられる額が変わるため、リノベーション計画時には慎重な検討が必要です。

以上の変更点を踏まえ、2024年度の先進的窓リノベ事業は、断熱改修を検討する上でさらに利用しやすい制度となりました。
特に、ドアの断熱改修が補助対象になったことは、住宅の快適性と省エネ効果を大きく向上させる一助となります。
また、工法別の補助額変更により、より柔軟で効果的なリノベーションを選択できるでしょう。

これらの改革は、省エネルギーと快適な居住環境の両立を目指す住宅所有者にとって、非常に有益な情報です。
ぜひ、2024年度の新しい制度を有効活用し、より快適な住環境を実現しましょう。

□まとめ

2024年度の先進的窓リノベ事業は、ドアの断熱改修が新たに補助対象になったことをはじめ、大きな変更が加えられました。
これにより、住宅の断熱性能全体を向上させ、省エネルギー効果と快適性の向上が期待できます。
さらに、工法に応じた補助額の変更は、より柔軟で効果的なリノベーション計画を実現します。

これらの変更点は、省エネルギーと快適な居住環境を目指す方々にとって非常に有益な情報です。
新しい制度を上手く活用し、2024年度はより良い住環境を実現しましょう。

ページの先頭へ