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2025.07.08 NEW

断熱等級6にするには?費用と方法を徹底解説

高性能な住宅は、快適な暮らしと省エネを実現するだけでなく、健康面にも大きなメリットをもたらします。
近年、省エネルギー基準の強化やZEH(ゼッチ)の普及促進など、住宅の断熱性能に対する関心はますます高まっています。
特に断熱等級6は、快適性と省エネ性を両立した理想的な住宅を実現する上で重要な指標となっています。

この記事では、断熱等級6を深く掘り下げ、実現するための具体的な方法と費用について解説します。

断熱等級6の基準値とは

 

等級6の定義と数値

断熱等級は、建物の断熱性能を表す指標で、UA値(外皮平均熱貫流率)とηAC値(冷房期の平均日射熱取得率)によって評価されます。
断熱等級6は、ZEH基準を上回る高断熱性能を有しており、地域区分によってUA値とηAC値の基準値が異なります。

地域区分ごとのUA値とηAC値の基準値配下から確認できます。
https://www.mlit.go.jp/policy/shingikai/content/001443042.pdf

 

計算方法と算出根拠

UA値は、建物の外皮(壁、屋根、床、窓など)を通した熱の移動量を表し、数値が小さいほど断熱性能が高いことを示します。
計算方法は、建物の各部位の熱貫流率を面積で重み付けして平均することで算出されます。
ηAC値は、冷房期における日射熱の室内への取得量を表し、数値が小さいほど日射熱の侵入が少ないことを示します。
これらの数値に基づき、断熱等級が決定されます。

基準値達成の重要性

断熱等級6の基準値を達成することは、快適な室内環境を実現し、光熱費を削減する上で非常に重要です。
基準値を満たすことで、冬は暖かく、夏は涼しい室内環境を維持しやすくなり、冷暖房の負担を軽減できます。
また、ヒートショックなどの健康リスクを低減する効果も期待できます。
さらに、ZEH補助金などの適用条件を満たす可能性も高まります。

断熱等級6にするには?実現するための方法

 

高性能断熱材の選定

断熱等級6を実現するには、高性能な断熱材の選定が不可欠です。
断熱材の種類には、グラスウール、ロックウール、発泡ウレタン、セルロースファイバーなどがあり、それぞれに特性が異なります。
断熱性能だけでなく、施工性、耐久性、環境性能なども考慮して最適な断熱材を選択する必要があります。
断熱材の厚みも重要で、地域区分や建物の構造に合わせて適切な厚みを確保する必要があります。

窓ガラスの断熱性能向上

窓は、熱の逃げ道となる重要な部位です。
断熱等級6を実現するには、高断熱性能の窓ガラスを採用する必要があります。
高性能な窓ガラスには、Low-Eガラス、複層ガラス、トリプルガラスなどがあり、これらを組み合わせることで、さらに断熱性能を高めることができます。
また、窓枠もアルミ製よりも樹脂製の方が断熱性能が高い傾向にあります。

気密性の確保と施工方法

断熱性能を高めるためには、気密性も重要です。
気密性とは、建物の隙間から空気の出入りを防ぐ性能のことです。
気密性を高めることで、断熱材の効果を高め、冷暖房効率を向上させることができます。
気密性を確保するための施工方法としては、気密テープや気密シートの使用、適切な施工手順の遵守などがあります。
特に、サッシ廻りや壁の接合部などの細部への配慮が重要です。

適切な設計

断熱等級6を実現するには、建物の設計段階から断熱性能を考慮することが重要です。
建物の形状、開口部の配置、日射量などを考慮し、適切な断熱設計を行う必要があります。
例えば、日射熱を有効活用するためのパッシブデザインを取り入れることで、冷暖房負荷を軽減できます。
また、換気システムの計画も重要です。
熱交換型換気システムを採用することで、室内の空気を入れ替える際にもエネルギーロスを抑えることが可能です。

断熱等級6を実現するための費用

 

断熱材費用と種類別の価格

断熱材の費用は、種類、厚さ、面積によって大きく異なります。
高性能な断熱材ほど費用が高くなる傾向がありますが、長期的な省エネ効果を考えると、初期投資に見合う費用対効果が期待できます。
グラスウールやロックウールは比較的安価ですが、発泡ウレタンやセルロースファイバーは高価です。

窓の費用と性能による価格差

窓の費用も、種類、性能によって大きく異なります。
高断熱性能の窓ガラスほど高価ですが、光熱費削減効果を考慮すると、長期的なコストメリットがあります。
Low-Eガラス、複層ガラス、トリプルガラスなど、性能が向上するほど費用は高くなります。

施工費用と工期への影響

断熱工事の施工費用は、建物の規模、断熱材の種類、施工方法によって異なります。
高性能な断熱材を使用したり、複雑な施工が必要な場合は、費用が高くなる傾向があります。
また、施工期間も影響します。
断熱工事は、他の工事と比べて工期が長くなる可能性があるため、スケジュールに余裕を持って計画する必要があります。

全体費用と予算管理

断熱等級6を実現するための全体費用は、断熱材、窓、施工費用などを合計した金額になります。
費用は、建物の規模や仕様によって大きく変動するため、事前に綿密な見積もりを作成し、予算を適切に管理することが重要です。
住宅ローンを活用したり、補助金制度を利用したりすることで、費用負担を軽減できる可能性があります。

まとめ

断熱等級6は、快適な住環境と省エネ性能を両立した高断熱住宅を実現するための重要な指標です。
高性能な断熱材、高断熱窓、適切な気密施工、そして設計段階からの断熱性能の考慮が不可欠です。
費用は高くなる傾向がありますが、光熱費削減効果や補助金などを考慮すると、長期的なコストメリットが期待できます。
綿密な計画と予算管理によって、快適で経済的な省エネ住宅を実現しましょう。

 

 

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