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2025.06.23 NEW

GX志向型住宅とZEHの違いとは?賢い住宅選びの基準

住宅選びにおいても省エネルギーや環境への配慮が重要な要素となっています。
「GX志向型住宅」と「ZEH」という言葉を耳にした方も多いのではないでしょうか。
どちらも環境に優しい住宅ですが、一体どのような違いがあるのでしょうか。
そして、どちらを選ぶべきか迷っている方もいるかもしれません。
そこで今回は、GX志向型住宅とZEHの特徴を比較し、それぞれのメリットを解説します。

GX志向型住宅とZEHの違い

 

省エネ基準の厳しさ比較

GX志向型住宅とZEHはどちらも省エネルギー性能の高い住宅ですが、GX志向型住宅の方がより厳しい基準を満たす必要があります。
ZEHは、再生可能エネルギーを除いた一次エネルギー消費量を20%以上削減することが基準ですが、GX志向型住宅では35%以上の削減が求められます。

さらに、再生可能エネルギーを含めた一次エネルギー消費量を100%以上削減(寒冷地など一部地域では75%以上)を目指す点が大きな違いです。
これは、例えば、年間のエネルギー消費量を1000kWhとすると、ZEHでは800kWh以下に抑える必要があり、GX志向型住宅では650kWh以下(寒冷地では250kWh以上)にする必要があります。

断熱性能についても、ZEHは断熱等性能等級5以上が基準であるのに対し、GX志向型住宅は等級6以上と、より高い性能が求められます。
これはUA値(熱貫流率)で比較すると、地域区分5~7(関東以南)ではZEHが0.6W/平方メートル・K以下であるのに対し、GX志向型住宅は0.46W/平方メートル・K以下と、より厳しい基準となっています。

例えば、同じ広さの住宅を比較した場合、GX志向型住宅の方が窓の断熱性能の高いサッシや、高性能な断熱材を使用する必要があるため、建設コストが高くなる傾向があります。
具体的には、高性能なトリプルガラスサッシや、セルロースファイバーなどの高性能断熱材の使用が考えられます。

補助金制度の比較

2025年度の子育てグリーン住宅支援事業では、GX志向型住宅には最大160万円、ZEHには最大40万円の補助金が支給されます(世帯条件や解体の有無などによって金額は変動します)。

以前は、ZEHや長期優良住宅への補助金は子育て世帯や若者夫婦世帯に限定されていましたが、GX志向型住宅の補助金は全世帯が対象となっています。
この点もGX志向型住宅の大きなメリットと言えるでしょう。
例えば、世帯年収が700万円で、既存住宅の解体が必要な場合、ZEHの補助金は40万円ですが、GX志向型住宅であれば160万円の補助金を受けられる可能性があります。

この差額は、高性能な設備の導入費用の一部を賄うのに役立ちます。
補助金制度は年度や政策によって変更される可能性があるため、最新の情報を確認することが重要です。
国土交通省のウェブサイトや、地域の住宅相談窓口で詳細を確認しましょう。

設計の柔軟性の違い

ZEHは厳しい省エネ基準を満たす必要があるため、設計の自由度が制限される場合があります。
特に都市部や敷地面積の狭い住宅では、太陽光発電システムの設置が困難な場合もあります。
例えば、南向きに十分な面積の屋根がない場合、太陽光発電システムの設置容量を確保できず、ZEH基準を満たすことが難しい場合があります。

一方、GX志向型住宅は、太陽光パネル以外にも蓄電池やその他の省エネ設備(高効率給湯器、LED照明など)を選択できるため、都市部など様々な立地条件や家庭の事情に合わせた柔軟な設計が可能です。
例えば、都市部で南向きの屋根面積が限られている場合でも、高効率のヒートポンプエアコンや、断熱性能の高い窓を採用することで、省エネルギー基準を満たすことができます。
また、蓄電池の導入により、太陽光発電で発電した電力を夜間や曇りの日にも利用できるため、より省エネルギーな生活を送ることが可能です。

GX志向型住宅のメリット

 

環境への貢献度

GX志向型住宅は、ZEHよりも厳しい省エネ基準を満たしており、CO2排出量の大幅な削減に貢献します。
再生可能エネルギーの積極的な活用も特徴であり、環境負荷の低減に大きく寄与すると言えるでしょう。
具体的には、住宅全体のライフサイクルにおけるCO2排出量を大幅に削減することが期待できます。

これは、地球温暖化対策に大きく貢献するだけでなく、将来世代への責任を果たす上でも重要な要素となります。
さらに、地域によっては、GX志向型住宅の建設を促進するための独自の補助金制度や税制優遇措置が設けられている場合もあります。

ランニングコスト削減

高い断熱性能と省エネルギー設備によって、冷暖房費などのランニングコストを大幅に削減できます。
長期的に見ると、初期投資以上の経済的なメリットが期待できます。
例えば、年間の冷暖房費がZEHと比べて5万円削減できたとすると、30年間で150万円の節約になります。

これは、住宅購入時の初期費用の一部を回収できるほどの金額です。
さらに、電気代や水道代の節約も期待できます。

将来的な資産価値向上

環境への意識が高まる中、省エネルギー性能の高い住宅は将来的な資産価値の向上にもつながると考えられます。
将来、住宅を売却する際に、高い省エネルギー性能は大きな魅力となり、より高い価格で売却できる可能性があります。
また、賃貸住宅として貸し出す場合にも、省エネ性能の高さが魅力となり、入居希望者が多い傾向があります。

ZEHのメリット

 

住宅性能の高さ

ZEHは、高い断熱性能と省エネルギー設備によって快適な住環境を実現します。
夏は涼しく、冬は暖かい、一年を通して快適な室内環境を保つことができます。
具体的には、夏場の冷房負荷を軽減し、冬場の暖房負荷を抑えることで、室温を快適に保ちます。

これは、高性能な断熱材や気密性の高い窓、そして適切な換気システムによって実現されます。

快適な居住空間

ZEHは、省エネルギー性能だけでなく、快適な居住空間を提供することも重視しています。
適切な換気システムや、高性能な断熱材の使用などによって、室内の温度や湿度を快適に保つことができます。
例えば、24時間換気システムにより、室内の空気を常に新鮮に保ち、カビやダニの発生を抑えることができます。
また、高性能な断熱材を使用することで、結露の発生を抑制し、健康的な住環境を維持できます。

住宅取得時の税制優遇

ZEHは、住宅ローン減税などの税制優遇措置の対象となります。
省エネ性能が高いほど、借入上限額が優遇される仕組みとなっており、住宅取得にかかる費用を軽減することができます。
例えば、ZEHの基準を満たすことで、住宅ローンの借入上限額が増えたり、税金控除の額が大きくなったりする可能性があります。

これは、住宅購入にかかる経済的な負担を軽減する上で大きなメリットとなります。
具体的な税制優遇措置の内容は、国税庁のウェブサイトなどで確認できます。

まとめ

GX志向型住宅とZEHは、どちらも省エネルギー性能の高い住宅ですが、省エネ基準の厳しさや補助金制度、設計の柔軟性などに違いがあります。
GX志向型住宅は、より高い省エネ性能と環境への貢献度を重視する一方で、初期費用が高くなる可能性があります。
ZEHは、GX志向型住宅に比べると省エネ基準が緩やかですが、快適な居住空間を実現し、税制優遇措置を受けることができます。

どちらを選ぶかは、個々のニーズや予算、ライフスタイル、そして将来の環境への意識によって異なります。
それぞれの特徴やメリットを比較検討し、将来を見据えた上で最適な選択をすることが重要です。

 

 

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