リフォームを考え、ローンを検討する際に多くの人が金利タイプで悩みます。
特に変動金利は、金利が低いという魅力がある一方で、将来の変動が気になるところです。
金利が上がったらどうなるのか、不安に感じる方もいるでしょう。
この記事では、リフォームローンで変動金利を選ぶ際の判断基準について考えていきます。
自分に合った選択をするための一つの視点として、参考にしてみてください。
目次
変動金利の仕組みと金利の見直しタイミング
変動金利とは、その名の通り、市場の金利の動きに合わせてローンの適用金利も変動するタイプのことです。
多くの金融機関では、この金利の見直しを年に2回、つまり半年ごとに行っています。
しかし、金利が見直されたからといって、すぐに毎月の返済額が変わるわけではありません。
返済額の変更には別のルールがあり、金利の変動と実際の返済額の変動には時間差があるのが一般的です。
変動金利の相場と固定金利との違い
2025年6月時点において、リフォームローンの変動金利は、金融機関やローンの種類にもよりますが、おおむね2.0%〜5.0%程度が一つの目安です。
これに対して、固定金利は返済期間中の金利が変わらないという安心感が最大の特徴です。
将来、市場金利がどれだけ上昇しても、契約時の金利が維持されます。
その安心感の分、変動金利に比べて当初の金利は高めに設定される傾向にあります。
なぜ変動金利は当初の金利が低いのか
変動金利の金利が低めに設定されているのには理由があります。
それは、将来の金利が上がるかもしれない、というリスクを金融機関ではなく、ローンを借りる側が負う仕組みだからです。
金融機関は金利変動のリスクを抱えない分、そのリスク分を上乗せする必要がなく、結果として低い金利で提供できるのです。
つまり、低金利というメリットは、将来のリスクを受け入れることと引き換えになっていると考えることができます。
メリット:市場金利の変動で総返済額が減る可能性
変動金利の最大の魅力は、市場金利が下がった場合にあります。
適用される金利も一緒に下がるため、毎月の返済額に含まれる利息の負担が軽くなるのです。
もし返済期間中に低金利の状態が続けば、固定金利を選んだ場合よりも総返済額を大きく抑えられる可能性があります。
これは、変動金利を選ぶ大きなメリットと言えるでしょう。
リスク:市場金利の変動で総返済額が増える可能性
メリットの裏返しとして、当然リスクも存在します。
市場金利が上昇すれば、ローンの金利もそれに伴って上がってしまいます。
金利が上昇すると、毎月の返済額や総返済額が、当初の計画よりも増えてしまう可能性があります。
最悪の場合、想定していたよりも家計への負担が重くなる、という事態も考えられるのが変動金利の最も注意すべき点です。
金利上昇時の返済額変動に関する注意点
多くの変動金利には、急激な返済額の増加を抑えるためのルールが設けられています。
・5年ルール: 金利が上昇しても、毎月の返済額は5年間は変わらないというルール。
・125%ルール: 5年後に返済額が見直される際、それまでの返済額の1.25倍を上限とするルール。
これらのルールは一見安心に見えますが、注意が必要です。
返済額が変わらない期間でも、水面下で金利が上がっていると、返済額に占める利息の割合が増え、元金の減りが遅くなることがあります。
場合によっては、利息が返済額を上回り、元金が全く減らない「未払利息」が発生するリスクも知っておく必要があります。
金利の変動リスクを許容できる資金計画か
変動金利を検討する上で最も大切なのは、金利が上昇しても家計が耐えられるかどうかです。
例えば、今の返済額に月々1万円や2万円が上乗せされても、生活に支障が出ないか考えてみてください。
もしもの時に備えて、手元の資金に十分な余裕があるかどうかが、変動金利を選んでも大丈夫かどうかの大きな判断基準となります。
ローンの返済期間から考える金利タイプの選び方
返済期間の長さも重要な判断材料です。
返済期間が10年以内など比較的短い場合は、金利上昇の影響を受ける期間も短くて済みます。
そのため、変動金利のメリットを享受しやすいと言えるでしょう。
一方で、20年、30年といった長期の返済を計画している場合は、将来の不確定な要素が大きくなるため、全期間金利が変わらない固定金利で安定した返済計画を立てる方が安心かもしれません。
金利の変動情報を定期的に確認できるか
変動金利は、いわば金融市場の波に乗るようなものです。
そのため、金利の動向や関連する経済ニュースなどを、定期的かつ継続的に確認していく姿勢が求められます。
金利が上がりそうな兆候があれば、繰り上げ返済を検討するなど、自ら積極的に行動できる人に向いています。
もし、そのような情報収集や判断が手間だと感じるのであれば、余計な心配をしなくて済む固定金利の方が、精神的な負担は少ない選択と言えるでしょう。
リフォームローンで変動金利を選ぶか悩んだら、まずその仕組みを理解することが大切です。
変動金利は当初の金利が低い魅力がある反面、将来金利が上昇するリスクも伴います。
ご自身の資金計画や返済期間、そして金利の情報を追っていく姿勢があるかを考えてみましょう。
メリットとリスクの両方を天秤にかけ、ご自身にとって最適な選択をすることが重要です。
この記事が、その判断の一助となれば幸いです。
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