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2025.08.22 NEW

つみたてNISAと住宅購入!後悔しない併用のための判断ポイント

将来のための資産形成として、コツコツと続けてきた「つみたてNISA」。
いざ住宅購入という大きな目標が見えてきたとき、多くの人が一つの壁に直面します。
それは、NISAで育ててきた大切なお金を、頭金として使うべきか、それとも運用を続けるべきかという究極の選択です。
どちらが正解ということはなく、ご自身の価値観や資金計画によって最適な答えは変わります。
この記事では、その判断を下すための考え方のポイントについてご紹介します。

住宅購入とつみたてNISAの併用

 

つみたてNISAを解約して住宅購入の頭金に充てる

一つ目の選択肢は、つみたてNISAで運用してきた資産を売却(解約)し、得られた資金を住宅購入の頭金に充てる方法です。
頭金を多く入れることで、住宅ローンの借入額を減らすことができます。
これにより、月々の返済負担や総返済額を軽減できるのが大きな特徴です。
目の前のローンの負担を少しでも軽くしたい、という堅実な考え方に基づいた選択と言えるでしょう。

つみたてNISAの運用を続け、住宅ローンを多く借りる

もう一つの選択肢は、つみたてNISAの資産には手を付けず、運用をそのまま継続する方法です。
この場合、頭金なし(フルローン)または少ない頭金で住宅ローンを組むことになります。
借入額は大きくなりますが、非課税の恩恵を受けながら将来の資産をさらに大きく育てられる可能性があります。
時間を味方につけて、長期的な資産形成を優先する考え方です。

どちらを優先すべきかの判断基準

どちらの選択肢がより有利になるかは、いくつかの要素を比較して判断する必要があります。
最も重要な判断基準は、「住宅ローンの金利」と「つみたてNISAの期待リターン(運用利回り)」のどちらが高いかという点です。
もし期待リターンがローン金利を上回るのであれば、運用を続けた方が資産は増えやすいと考えることができます。
ただし、NISAの運用リターンは不確定であるのに対し、ローン金利は支払うべき確定したコストであるという違いを理解しておくことが不可欠です。

つみたてNISAを住宅購入の頭金にするメリット・デメリット

 

住宅ローン返済総額が減る安心感

つみたてNISAを頭金に充てる最大のメリットは、住宅ローンの借入額を減らせることにあります。
借入額が少なくなれば、毎月の返済額が軽くなるだけでなく、長期間にわたって支払う利息の総額も抑えることができます。
将来の金利上昇リスクへの備えにもなり、「借金は少ない方が安心」と考える方にとっては、大きな精神的な安定に繋がります。

将来の資産形成(複利効果)の機会損失

一方で、最大のデメリットは、将来得られるはずだった利益を逃してしまう「機会損失」です。
つみたてNISAで得られる非課税メリットと、利息が利息を生む「複利効果」は、運用期間が長いほど大きくなります。
途中で解約するということは、この時間を味方につけた資産形成の機会を手放すことを意味します。
特に、まだ運用期間が短い20代や30代の方にとっては、このデメリットがより大きくなる可能性があります。

住宅購入でNISA口座を解約する際の注意点

つみたてNISAの資産を売却する際には、いくつか注意すべき点があります。
まず、NISA口座の非課税投資枠は、一度売却しても翌年以降に復活し再利用が可能ですが、タイミングによっては非課税の恩恵を十分に受けられない可能性があります。
また、投資信託などの金融商品は常に価格が変動しているため、住宅購入のタイミングで必ずしも利益が出ているとは限りません。
元本割れしている可能性もゼロではないことを理解しておく必要があります。

住宅ローンとつみたてNISAの併用を成功させるポイント

 

住宅ローン金利とNISAの期待リターンの比較

運用を続けるかどうかの判断では、具体的な数字での比較が役立ちます。
例えば、住宅ローンの金利が年1.5%で、つみたてNISAの期待リターンが年4%だと仮定します。
この場合、単純計算ではローンを借りてでも運用を続けた方が、資産は増えやすいということになります。
この金利と期待リターンの差が大きければ大きいほど、運用を継続するメリットは高まります。

住宅ローン控除のメリットを最大限に活かす考え方

判断をさらに複雑にするのが、「住宅ローン控除(減税)」の存在です。
これは、年末時点のローン残高の0.7%が、所得税などから最大13年間にわたって控除される制度です。
つまり、借入額が大きいほど、税金の還付額も大きくなる可能性があります。
この控除額が、支払う利息の一部を補ってくれる効果があるため、あえて頭金を入れずにローンを多く借り、住宅ローン控除のメリットを最大限に活用するという考え方もあるのです。

無理のない資金計画とライフプランの重要性

最終的にどちらの選択をするにせよ、最も大切なのはご自身のライフプランに基づいた無理のない資金計画です。
つみたてNISAの運用を継続する場合、月々のローン返済額は高くなります。
その返済を続けながら、将来の教育資金や老後資金の準備も並行して行えるでしょうか。
数字上の損得勘定だけでなく、ご自身の家計の状況や、今後のライフイベントを総合的に見据えて、安心して継続できる選択をすることが後悔しないための鍵となります。

まとめ

つみたてNISAを住宅購入の頭金に使うか、それとも運用を続けるか。
この問いに、すべての人に当てはまる唯一の正解はありません。
目の前のローン返済を軽くする「安心感」と、運用を続けて将来の資産を育てる「期待感」。
この二つを天秤にかけ、ご自身の価値観で判断することが大切です。
その際には、ローン金利と期待リターン、そして住宅ローン控除という3つの要素を比較検討することが役立ちます。
どちらの道を選ぶにしても、長期的な視点での無理のない資金計画こそが、豊かな暮らしを実現するための最も重要な土台となるでしょう。

 

 

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