
冬の安全対策として重要な雪止めですが、設置を考えたときに気になるのがその費用です。
一体いくらかかるのか、相場が分からず不安に感じる方も少なくないでしょう。
雪止めの設置費用は、雪止めの種類や屋根の状況、そして足場の有無など、いくつかの要因によって大きく変動します。
しかし、費用の内訳を正しく理解すれば、納得のいく価格で工事を依頼することが可能です。
この記事では、雪止め設置費用の内訳と相場、そして費用を抑えるためのポイントをご紹介します。
目次
費用の中心となる雪止めの種類
雪止めには様々な種類があり、どれを選ぶかによって費用が変わります。
一般的なL字型の金具は比較的安価で、1個あたり500円から1,500円程度が相場です。
デザイン性の高い扇型のものや、より強力な効果が期待できるアングルタイプ(L字の棒状のもの)は、それよりも高価になる傾向があります。
ご自宅の屋根の形状や地域の積雪量に合わせて、適切な種類を選ぶことが大切です。
屋根材で変わる設置費用
設置費用は、屋根材の種類によっても異なります。
例えば、スレート屋根やガルバリウム鋼板の屋根は比較的作業がしやすく、標準的な工賃で済むことが多いです。
一方、瓦屋根の場合は、瓦を一度剥がして設置するなどの手間がかかるため、工賃が割高になる可能性があります。
屋根材に応じた適切な施工方法があるため、費用もそれに伴って変動するのです。
費用の総額を左右する足場の設置
雪止めの設置費用で大きな割合を占めるのが、足場の設置費用です。
高所での作業は安全確保が最優先されるため、屋根の勾配が急な場合や2階建て以上の建物では、足場の設置が必須となります。
足場の費用相場は、一般的な住宅で15万円から25万円程度かかり、これが総額を大きく押し上げる要因になります。
ただし、安全な作業のためには決して省くことのできない費用です。
雪止め設置費用の総額シミュレーション
それでは、具体的な費用をシミュレーションしてみましょう。
例えば、屋根の長さが30mの一般的な住宅で、L字型の雪止め金具を50cm間隔で設置し、足場も組む場合を考えてみます。
・雪止め金具費用: 1,000円 × 60個 = 60,000円 ・設置工賃: 30,000円〜 ・足場設置費用: 150,000円〜 この場合、総額は少なくとも24万円以上になることが予想されます。
これはあくまで一例であり、実際の費用は現場の状況によって変わります。

見積書で必ず確認すべき費用の項目
見積書を受け取った際には、記載されている内容を細かく確認することがとても重要です。
特に「雪止め工事一式」といった大まかな表記だけで済まされている場合には注意が必要です。
なぜなら、その場合にはどのような材料が使われ、どのような作業にどれだけの費用がかかっているのかが不透明になりやすく、結果として相場より高い金額を提示されていることに気づきにくいからです。
確認すべき代表的な項目には以下のようなものがあります。
・雪止め金具の種類(スチール製やステンレス製などの素材や耐久性の違い)、単価、数量 ・設置作業にかかる工賃(人件費や作業時間を反映) ・足場の設置および解体に必要な費用(屋根の高さや形状によって大きく変動) ・諸経費(運搬費、処分費、現場管理費など) これらが明確に分けて記載されていれば、他の見積もりと比較検討しやすくなり、費用の妥当性を冷静に判断できます。
また、不明瞭な部分がある場合は、そのままにせず業者へ具体的な説明を求めることで、後々のトラブル回避にもつながります。
火災保険が費用に適用できるケースとは
意外と知られていませんが、雪止めの設置費用が火災保険で補償される場合があります。
ポイントとなるのは「雪害」や「風害」といった自然災害によって屋根や付帯部分が損傷し、その修理の一環として雪止めを新たに設置する場合です。
例えば、大雪で屋根の一部や雨樋が壊れてしまい、その再発防止策として雪止めを追加するケースなどが考えられます。
ただし、すべての保険契約で対象となるわけではなく、契約内容や補償範囲によって大きく異なります。
そのため、加入している保険の約款や補償内容を一度確認し、必要であれば保険会社や代理店に直接問い合わせてみることを強くおすすめします。
場合によっては、自己負担額を大幅に軽減できる可能性があります。
屋根の他の工事と同時に行う
雪止め設置の費用を効果的に抑える方法の一つが、他の屋根工事と同時に施工することです。
屋根工事には高額な足場設置費用がかかるのが一般的で、雪止め工事単独で行うとその費用が大きな割合を占めてしまいます。
しかし、例えば屋根の塗装や葺き替え、防水工事などを予定しているタイミングで雪止めもまとめて設置すれば、足場代を一度で済ませることができ、全体のコストを大幅に削減できます。
また、同時施工にはコスト面以外のメリットもあります。
例えば、屋根材の状態をまとめて点検できるため、雪止めの設置場所や方法をより適切に判断でき、長期的な耐久性や安全性の向上にもつながります。
将来的に屋根のメンテナンスを計画している方にとっては、これらを同時に行うことは費用面・品質面の両方で賢い選択だと言えるでしょう。

雪止めの設置費用は、金具の種類、屋根材、そして足場の有無によって決まります。
特に足場の費用は総額に大きく影響するため、その必要性を理解しておくことが重要です。
費用を抑えるためには、見積書の内容を精査し、火災保険の適用可否を確認することをお勧めします。
また、屋根の塗装など他のメンテナンスと同時に工事を行えば、足場代を節約でき、結果的にコストを大きく削減できます。
この記事でご紹介したポイントを参考に、ご自宅の状況に合った納得のいく雪止め設置を実現してください。
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