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2025.11.03

我が家の断熱性能、どの等級がベスト?後悔しないための評価基準

快適な家づくりを考えたとき、多くの人が重視するのが「断熱性能」です。
夏は涼しく冬は暖かい家は、日々の暮らしを豊かにするだけでなく、光熱費の節約にも直結します。
この断熱性能を客観的に示す評価基準が「断熱等性能等級」です。
この基準を理解することが、理想の住まいを実現するための第一歩となります。
この記事では、断熱性能の評価基準と、ご自身の家づくりに最適な等級を選ぶためのポイントをご紹介します。

住宅の断熱性能を測る「断熱等性能等級」とは

 

断熱性能の評価基準となる等級制度

「断熱等性能等級」とは、国が定めた住宅の断熱性能を示す公的な評価基準です。
等級は数字で表され、その数字が大きいほど断熱性能が高いことを意味します。
2022年に、これまでの最高等級4の上に、新たに等級5、6、7が設けられました。
これにより、より高いレベルの省エネ性能や快適性を目指せるようになっています。

等級判断の指標「UA値」

各等級を判断する具体的な指標が「UA値(外皮平均熱貫流率)」です。
UA値は、住宅の内部から外部へどれくらい熱が逃げやすいかを示す数値で、この値が小さいほど熱が逃げにくく、断熱性能が高い家ということになります。
例えば窓や壁、屋根など、家全体から失われる熱量を計算して算出されます。
それぞれの等級には、クリアすべきUA値の基準が地域ごとに定められています。

なぜ今、高い断熱性能が求められるのか

近年、断熱性能への関心が高まっている背景には、いくつかの理由があります。
一つは、エネルギー価格の高騰による光熱費の負担増です。
また、家の中の温度差が健康に与える影響(ヒートショックなど)への意識の高まりも挙げられます。
国としても、2050年のカーボンニュートラル実現に向けて住宅の省エネ化を推進しており、高い断熱性能を持つ住宅は、これからのスタンダードになっていくと言えるでしょう。

等級5・6・7で見る断熱性能の具体的な基準

 

省エネ基準の「等級5」

2022年に新設された等級5は、ZEH(ゼッチ/ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)と同等の断熱性能レベルです。
これは、省エネ性能の高い設備を導入することで、年間の一次エネルギー消費量の収支をゼロにすることを目指す住宅の基準に相当します。
2025年4月から、新築住宅に対して省エネ基準への適合が義務化されており、断熱等性能等級では等級4相当が現在の実務上の基準として広く参照されています。

より快適性を高める「等級6」

等級6は、等級5をさらに上回る高い断熱性能を持ちます。
これは、暖房エネルギーをZEH基準からおおむね30%削減できるレベル(HEAT20 G2グレード相当)です。
この等級になると、冬でも室内の温度が下がりにくく、少ない暖房で家中を快適な温度に保ちやすくなります。
より質の高い快適性を求める場合に目標となる等級です。

最高等級の「等級7」

現行制度で最も高い断熱性能を示すのが等級7です。
暖房エネルギーをZEH基準からおおむね40%削減できるレベル(HEAT20 G3グレード相当)で、まさにトップクラスの性能を誇ります。
このレベルになると、真冬でもほとんど暖房を使わずに過ごせる日があるほど、魔法瓶のように熱を逃しません。
健康で快適な暮らしを最優先に考える方にとって、目指すべき最高峰の基準です。

我が家に最適な断熱性能の等級を選ぶための評価基準

 

建築コストと光熱費で考える

断熱性能を高めるには、高性能な断熱材や窓サッシが必要になるため、等級が上がるほど建築コストも高くなります。
しかし、初期費用はかかっても、その後の光熱費を大幅に削減できるという大きなメリットがあります。
例えば、等級7の住宅では、等級4の住宅に比べて年間の冷暖房費を半分以下に抑えられるケースも珍しくありません。
初期投資と将来にわたるランニングコストのバランスを考えることが重要です。

求める室内の快適性で考える

どのくらいの室内の快適性を求めるかも、等級選びの重要な基準です。
「冬場、廊下や脱衣所が寒いのが当たり前」と感じるか、「家の中はどこにいても一定の温度で快適に過ごしたい」と考えるかで、目指すべき等級は変わってきます。
等級6や7の住宅では、部屋ごとの温度差が少なくなるため、ヒートショックのリスクを低減し、一年を通してストレスの少ない室内環境を実現できます。

お住まいの地域(断熱地域区分)で考える

必要な断熱性能は、お住まいの地域によって異なります。
日本は全国を8つの「断熱地域区分」に分けており、北海道のような寒冷地と、沖縄のような温暖地とでは、各等級をクリアするために求められるUA値の基準が違います。
例えば、東京都(6地域)で等級7を目指す場合のUA値基準は0.26ですが、北海道(1,2地域)で同じ等級7を目指すには、より厳しい0.20という基準をクリアする必要があります。
まずはご自身が家を建てる地域がどの区分に該当するかを確認しましょう。

まとめ

住宅の断熱性能は、「断熱等性能等級」という基準で評価され、その指標にはUA値が用いられます。
特に新設された等級5、6、7は、これからの省エネ住宅のスタンダードとなる高い性能を示しています。
どの等級を選ぶべきかは、初期コストと将来の光熱費のバランス、求める快適性のレベル、そしてお住まいの地域の気候によって決まります。
これらの評価基準を正しく理解し、ご自身のライフプランと照らし合わせることが、後悔のない家づくりに繋がります。
ぜひ、この記事を参考に、ご家族にとって最適な断熱性能を考えてみてください。

 

 

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